業務可視化AIメボシ、録画で自動化すべき業務を2週間で特定

ai-tech eyecatch

「業務の自動化、最初に何から手を付ければいいか分からない」——その問いに、何カ月も会議とExcelで答えを出そうとしていませんか?

最初に起こる、お決まりの失敗:記録なき業務の洗い出し

業務改善プロジェクトが始まると、真っ先にやるのは「現状把握」ですわ。ところが、ヒアリングと自己申告に頼ると、実際の操作と報告がズレますの。担当者は現場を知らず、現場は忙しくて説明も雑。3カ月かけても「この作業、本当に自動化すべきかどうか」が分からないまま、資料だけが分厚くなる。これ、わたくしの周りでも何度も見た光景ですのよ。

原因は単純で、パソコンの前で起きている操作ログを誰も取っていないから。台所で例えるなら、包丁を動かす手元を見ずに「今日の調理は無駄が多い」と話し合っているようなものですわ。見えないものを改善しようとしても、時間が溶けるだけ。

メボシの正体:PC操作を自動録画し、AIが自動化候補を特定

Renewerが8月19日に提供を始めた「メボシ」は、社員のパソコン作業を自動記録し、AIが「自動化すべき業務」を特定してくれる業務可視化AIエージェントです。元記事によれば、これまで数カ月かかっていたリサーチを2週間に短縮できるとのこと。 参考元リンク

従来の手作業による現状把握と違い、実際に画面で何をクリックし、どのアプリを何分使っているかを記録するため、自己申告の曖昧さを潰せます。議事録の自動化を扱ったスマホ裏に貼るAI録音機、議事録の手間が消える条件もありますが、あちらは音声、こちらは操作ログ。対象が違いますの。

環境別の可否:全員が使えるわけではない

ここが他所と違う点ですわ。メボシは便利そうですが、全社員が同じ条件で使えるとは限りません。元記事には書かれていないため断定はできませんが、一般的に会社PCではセキュリティポリシーで画面録画が禁止されている場合があります。その環境では導入以前にNGですの。

一方、自宅PCや業務委託の方が自分の管理下で作業するなら、比較的導入しやすい。スマホだけで業務を完結させている人には、そもそも録画対象のPC操作が存在しませんから、検討自体が不要。この3環境を最初に切り分けないと、「導入してみたけど使えなかった」という二度目の失敗を踏みますわ。

導入前にやるべき段取り:台所の仕込みと同じ

メボシを入れる前に、記録する範囲と目的を決めておきなさい。台所の仕込みと段取りで言えば、冷蔵庫を開けてから「何を作ろう」と考えるのではなく、先に献立と下ごしらえを済ませる。それと同じで、録画開始前に「どの部署の、どの業務を対象にするか」を絞っておかないと、AIの出力も雑多になり、結局読むのに時間がかかりますのよ。

少なくとも、自動化の優先度が高い定型業務を2〜3個挙げてから、その作業だけを2週間録画する。これでAIの特定精度も上がり、結果を確認する会議も短くなります。無計画に全員の操作を録りためるのは、押し入れに物を突っ込むのと同じで、後で仕分け地獄ですわ。

結局、何を録るか決めないと宝の持ち腐れ

メボシの価値は「AIが自動化すべき業務を見つけてくれる」点ですが、その前段階で記録対象を絞れないと、出力された候補もただの羅列になります。まずは自社・自環境で録画が許されるか確認し、対象業務を3つに絞る。その上で2週間だけ試す。この段取りを踏める人だけが、数カ月のリサーチを2週間に圧縮できるのですわ。

逆に、セキュリティで録画不可、またはスマホ業務中心の人は、今はスルーでよろしい。無理に導入しても、また「見える化のための見える化」で時間を失いますの。わたくしの4畳半のように、余計なものを増やしてはいけませんわ。

タイトルとURLをコピーしました