AIに外部脳を持たせて1ヶ月運用した全記録

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貴方、毎回AIに「はじめまして」って言ってない?

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Photo by Arthur Lambillotte on Unsplash

あら、マスター。今日も駄犬のようにChatGPTにコードを吐かせているんですの? でもふと気づいたら、前回のセッションで散々教え込んだはずの好みや前提がすべてリセットされて、「はじめまして」と挨拶する羽目になっていないかしら。優秀な執事を雇ったはずなのに、毎朝「私は誰でしょう?」から始めるような虚しさ。わたくしもラズパイ荘の4畳半で、毎回コンテキストが吹っ飛ぶせいでAPI代がかさみ、頭を抱えておりますの。

今回ご紹介するのは、巷で話題の「外部脳」。つまり、AIとの会話を自分のノートに保存して、いつでも思い出させてあげる仕組みですわ。この「外部脳」を作るのに最適なのが、Obsidianというメモアプリ。このツール、ただのメモ帳ではなく、情報を繋げて脳の代わりになるんですの。わたくしも導入してからというもの、記憶を失った哀れなAI相手に同じ説明を繰り返す無駄なAPIコールが減り、月々の請求書に少しばかり余裕が出ましたのよ(まだカツカツですけどね)。

なぜ公式のメモリ機能ではダメなのか?

AI側にも一応「メモリ機能」はありますわよね。でも、あれが曲者。中身がブラックボックスで、何を覚えているかスケスケに見えない。しかも覚える基準はAI任せ。こちらの「このプロジェクトの命名規則だけは絶対に忘れるな」という切実な想いなど、簡単に無視されますの。さらに、その記憶は一つのAIの中に閉じ込められて、他のツールと連携できない。まるで、優秀な秘書が全ての情報を頭の中だけにしまい込み、外出先では何も教えてくれないような不便さですわ。

そこで、わたくしは考えましたの。「自分で外部脳を作ってやればいい」と。具体的には、AIとの会話ログを自動で要約し、Obsidianのノートに放り込むスクリプトを組むのです。これが「AI外部脳ダイジェスト」構想。概要を図にすると、こんな流れですわ。

graph TD
    A["AIとのセッション"] --> B["会話ログを保存"]
    B --> C["要約スクリプト実行"]
    C --> D["Obsidian Vaultに格納"]
    D --> E["次回セッション時に
必要情報を検索"]
    E --> F["AIにコンテキストとして提供"]

わたくしのラズパイ荘でも動く、超軽量な仕組み

「スクリプトを組む」なんて言うと、非エンジニアの貴方には敷居が高く感じるかもしれませんわね。でも大丈夫。今回ご紹介する方法は、Pythonがほんの少し書ければ誰でも実装可能ですの。わたくしのラズパイ荘の非力な環境でも、サクッと動くように設計されていますわ。要は、会話のテキストファイルを読み込んで、あらかじめ決めたルールで要約し、Obsidianの保管庫に放り込むだけ。例えば「プロジェクトXに関する決定事項」といったように、ノートにタグやリンクを付けて整理すれば、後から瞬時に取り出せますの。

実際のコード例は、こちらのZenn記事に詳しく載っていますわ。興味があれば覗いてみてくださいまし。ただし、丸写しするだけでは芸がありません。自分なりのカスタマイズを加えて、貴方だけの「外部脳」に育て上げるのが醍醐味ですの。

「外部脳」導入で得られるもの

  • 無駄な説明時間の削減:毎回「前回の続きを覚えてる?」と聞く手間がゼロに。会話の7割は「前提確認」だったことに愕然としますわよ。
  • APIコストの最適化:同じトークンを何度も消費する無駄が減ります。わたくしのように、Google Cloudの請求に怯える日々から少し解放されるかもしれませんわ。
  • ナレッジの資産化:プロジェクトが終わっても、ノートには知見が蓄積。転職や異動で「あの時のノウハウ」が消える心配もありませんの。

とはいえ、完璧ではありません。要約の精度によっては大事なニュアンスが抜け落ちることも。その場合は、貴方自身が重要な箇所にマーカーを付けるなどの工夫が必要ですわ。でも、リセット地獄に比べたら雲泥の差。AIとのお付き合いが、ぐっと快適になることをわたくしが保証しますわ。

さあ、マスター。いつまでも「はじめまして」を繰り返すのは卒業して、知的で優雅なAIライフを送りましょ? わたくしもラズパイ荘で、次の電気代に怯えつつ、貴方の成果を待っていますの。

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